代表挨拶

弊社は、南房総エリアで唯一の地盤専門企業として設立し、おかげさまで第13期を迎えました。

現在、様々な調査方法を使った地盤調査・解析、柱状改良・鋼管杭・PHC杭・場所打ち杭等地盤改良に必要な設計・施工業務の他、関連する測量事務所登録による測量業務、宅地造成・森林開発等のコンサルタント業務、土木工事業務、不動産業務まで、地盤と深く関わった事業活動に邁進しております。

2011年3月の東日本大震災、2019年9月の台風15号、2019年10月の台風19号、2021年7月の静岡県熱海市の土石流災害など、近年では毎年のように全国各地で自然災害が頻発し、甚大な被害が発生しており、国、地方自治体、民間が総力を挙げて災害対策に取り組んでおり、地盤の安定性も更に求められています。

地盤調査では、スクリューウエイト貫入試験、平板載荷試験、ボーリング試験、三成分コーン貫入試験、表面波探査など様々な調査・解析を行っています。地盤改良工事にあたっては、ライジング工法、ウルトラコラム・ピラー工法、G-ECSパイル工法、ハットウィング工法、スラリーコラム工法、アースドリル工法、鋼管杭工法、ＢＨ工法、PHC杭工法、Shut.c工法等幅広く提供しています。また、新工法の習得に積極的に取り組む他、既存の工法のみならず、同業他社と技術業務提携を行い、新工法の研究開発も行っています。人材面でも、地盤判定士を在籍、一級地盤検査技師、測量士、一級土木施工管理技士を多数配置し、各種地盤保証に関する協会との技術連携も含め、確かな技術と熟練の経験に基づいた調査・解析・設計・施工を行っています。保証面でも、三井住友海上やあいおいニッセイ同和損保との提携、地盤保証検査協会をはじめとした各種地盤保証に関する協会に加盟し、21年保証制度を導入、あわせて液状化保証、ビジネス総合保険にも加入しています。不動産事業においても千葉県宅地建物取引業協会等に加盟、その他に千葉県暴力団追放県民会議等に所属するなど、皆様に万全の安心のお届けをするとともにコンプライアンスを強化した体制を整えています。

また,2021年10月に事業継続力強化計画の認定、2022年7月にちばSDGｓパートナーの認定を受けるなど地域経済活性化に取り組む他、縁あって取得した機動戦士ガンダムの1/12フィギアの地元企業への貸出、公共交通機関へのラッピング広告、千葉テレビ放送でのコマーシャル放映など地域貢献にも取り組んでいます。更には、2022年9月京葉銀行様ご推挙の元、東京証券取引所登録の上、私募債発行を行いました。全社員がこの名誉に恥じることなく事業に邁進すると共に、2023年11月に市内北条海岸通りに約1150坪の土地建物を取得し、この敷地に外食産業を含むモール方式にて、地域活性化を実行する為新規事業を計画致しております。

「憂き事のなほこの上に積れかし、限りある身の力ためさん」（熊沢蕃山）の名言を全社員、全力安全協議会員に徹底指導し、持続させる様取り組んでいます。

館山本社を起点とし、南房総エリアから千葉県さらには関東一円、東北地方まで広域にわたって弊社業務を展開して参ります。
2023年7月には、新たに全国加盟数５社の新開発工法shut.c工法協会に参入いたしました。

株式会社地質士は、地盤調査・解析から不動産事業まで地盤のトータルサポート企業として、2023年度安全スローガンである「見逃すな　事故に繋がるこの一瞬　注意喚起のプロ意識」のもと全社員、又全力安全協議会員が初心に戻り「全社員、一致団結、顧客の信頼全力で、安心・安全届けます。」をモットーに、13年間すべての作業所に於いて連続無災害記録を延伸し、更に一層精進して参ります。

今後とも、より一層のご支援・ご指導を賜りますよう、お願い申し上げ代表挨拶とさせて頂きます。

2023年12月　代表取締役 菊地 裕美